普段本当に本読まないんだけど、読書の秋ということで、一冊の本を読んだ。
しかも、本読むのめっちゃ遅いし、読み始めると眠くなっちゃうんだけど、この本は読めたね。
元々著者の池田さんとは面識があり、このトーコーキッチンのお話は何度も聞いているし、現地にも何度も足を運ばしてもらっていて、素晴らしい活動、素晴らしい場所であることは承知だったけど。
まず読んで思ったこと。
池田さん楽しそうだなぁ。相変わらず。
なんか人柄がにじみ出ている一冊で、いつも笑顔で説明してくれる感じが本全体から伝わってきた。
よく話の中で「いろいろな問題を一気に解決するアイデア」がトーコーキッチンだったってことを聞くんだけど、ものすごいアイデアが下りてきたんだなぁと。
だって、入居者さんとコミュニケーションを取るって難しいし、家賃を上げるって難しい。
築年数経過する中での物件の維持も難しいし、まとの価値向上も難しい。
でもこういった様々な問題が一気に解消するんでしょ。
しかも笑顔で。
ヤバいでしょう。
でも、ホント実物を見ているからこそ、これがただテンポラリーなスゴイことではないことも承知だし、実際に店舗に来る人達の楽しそうな、美味しそうな笑顔も見ているから、これが本質、本来の暮らしなんだよなぁって思って。
大家業、不動産賃貸業って、もはや家を貸すだけの仕事じゃなくなっていて、今では「暮らしを提供する仕事」だと思うし、その思いがないと生き残っていけないと思う。
それと、よくリノベって言って、きれにでかっこいいお部屋っ作って、家賃上がって貸すっていうやり方をしている人もいるけど、どうもテンポラリーに感じていて。
改めて、こういったトーコーキッチンのやっている形こそが「リノベ」なんじゃないかなぁって。
会社の管理物件の価値向上と入居促進のアイデアとしてスタートした池田さんの行動が、今や街の価値向上にまで結びついちゃっているんだから、素晴らしいよね。
あと、やっぱり珍しくなきゃね。
もう普通は出尽くした感じがする。
結局、普通が心地よいんだけどね。
やっぱり駄目だと思うなぁ。。普通うじゃ。
改めて目が覚めた一冊だったし、とてもスゥ~~っと入ってきたので、素直な気持ちをそのまま書いた。
ありがとうございました。